第86回 日本自転車競技選手権ロード・レース

1. レース詳細

レース名:第86回 全日本自転車競技選手権ロード・レース

日時:2017年 06月 24日(土)13:00 スタート

天候:晴れ

クラス:WE

出走:39名

距離:112km(14km×8周)

場所:階上岳登山口周辺周回コース

主催:公益財団法人日本自転車競技連盟

 

2. 機材

フレーム :DE ROSA SK

ホイール :GOKISO 

タイヤ :Continental GP Supersonic

ペダル :LOOK KEO BLADE 2 TI

レースウェア :PEARL IZUMI

シューズ :SHIMANO

ヘルメット :OGK KABUTO AERO-R1

アイウエア :POC DO Half Blade

ケミカル :MORGAN BLUE

ドリンク :MUSASHI REPLENISH

テーピング :New HALE Vテープ・Xテープ

ボディメンテナンス :さくら治療院

日本カイロプラクティックセンター大船

 

3. リザルト

順位 氏名 チーム タイム

優勝 與那嶺 恵理 FDJ Nouvelle Aquitaine Futuroscope 3:17:21 

2位 唐見 実世子 弱虫ペダルサイクリングチーム 07:18

3位 金子 広美 イナーメ信濃山形 11:19

DNF 西 加南子 LUMINARIA

 

4.レースレポート

 今年もまた6月の全日本選手権、シーズン最初にあまりレースに出ない私にとってはシーズンインしてすぐに大一番のレースがやってくる感じだ。ただ、全日本選手権前にはトレーニングの為に学生の大会に参加して、調子はどんなものかはわかっていた。

 レース前々日に八戸入りして試走、SKとスカンジウム、2台の自転車に乗り、スカンジウムの乗り味が好みだったので、どちらに乗ろうか直前まで悩んだ。前日はコースまでいかずに近場で脚を回す程度で疲れを抜くことに専念した。

 レース当日、自転車はやはり乗っている時間が長いSKで行くことに決めた。天候は晴れ、スタート時間は13時ということで一番暑い時間帯に走ることになった。暑さを考えて会場に付く前から水分補給はリプレニッシュ、ミネラルタブレットもこまめに摂取していた。1時間半前位からアップをはじめ、早めに切り上げて身体をクールダウン、スタートを待った。                         

【Photo by Hideaki TAKAGI】

 

 スタート地点はいつものレースとは違う人の多さ、全日本選手権はやはり違う。自分の気持ちはいつもと変わらず、意外と平常心でスタート。ローリングスタート最中に後ろで落車があり、スタート予定地点で停止して選手の復帰を待つことになった。

 

 落車した選手の復帰が不可能との連絡があり、1つ目の坂下からスタート。最初の登りからペースが上がらないか冷や冷やして先頭付近で登り始める。 

【Photo by Hideaki TAKAGI】

 最初の坂の1段階目はキツクない程々のペースで越え、2つ目の登りは自分ペースで登っていたつもりだが、気づいたら後ろが少し離れている、すぐ追いつくと思ってペースで走っていたらさらに開いているのでそのまま一人で走り続けた。下りきってゴールまで県道区間に出るころには35秒ほどの差になった。出力を見ながら、後ろから追いつかれても対応できるペースで走り続けてスタートゴール地点へ。そのころには後ろとの差が一時1分を超えた。30秒台の差までは無理をしなかったが、1分の差が分かるころから、後ろで何が起こるかわからないしなあ、と少し本気で踏み始めた。

【Photo by Hideaki TAKAGI】

2周目の登りに入るころに後ろとの差が一気に詰まり始めた。後ろを目視で確認すると登りの中盤で後ろが見えた。なんとか登りきったところで追いつかれたいので、少し頑張って登っていたが、1つ目のピーク手前で集団は追いついてきた。追いつくまでにスピードの上下があったのか、先頭の選手6人しかいなかった。その後2つ目の坂までに数人が追いつき、集団は10人ほどになった。

2つ目の登りで与那嶺選手がペースアップ。途中までは粘ったが、脚が止まるまえに自分のペースに切り替え、県道に出るころには前からこぼれてきた選手と5位集団の6名で走る。                     

【Photo by Hideaki TAKAGI】

 3周目、4周目と5位集団の6名でローテンションしながら走るが、登りでも少し余裕があったので、この集団では走れると過信していた。補給も自分では十分していると思っていたが5周目の2つ目の登りで嘘みたいに脚が止まった。息も上がらないのに、本当にパタッと音が聞こえるように・・・。なんとか体重で登りきり、同じく5位集団からこぼれた梶原選手と2人で走る。交代はするが、私も梶原選手も全くペースが上がらない。前に行った4名とは離れる一方。

 2人とも6周目に入ることはできたが、タイム差的に次の通過は難しいと思われた。

スタートゴール地点の直線まで来ると、前に福田選手が見えた。私がこぼれ落ちた5位集団は前にいた福田選手と牧瀬選手2名をかわして順位を入れ替えたようだ。

 前を走る福田選手は7周目に入ったが、私と梶原選手の2人は6周目ゴールラインで降ろされて終了。DNFとなってしまった。

暑さをと厳しいコースを考えれば、私が自分より力がある選手と戦うにはもっと冷静に走るべきだったところもいくつかあり、反省も多い。

しかし、いい意味でまだいけるかもと勘違いもしたし、悔しいがなかなか楽しいレースであった。次のレースも頑張ります。